受け入れられない現実が目の前に現れたときに、できるだけ心が苦しくならないためには。

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小濱(おばま)
小濱(おばま)

「なんでこんなことが起こるの?!」

「私、こんなの絶対に受け入れられない…」

人生の中で、もしそういう出来事が起きてしまった場合、皆さんはどう対処しますか?

今日は、もしそういう状態になってしまっている人に、少しヒントになるようなことを書いてみたいと思います。

 

自分の中で受け入れられない現実

人生の中で、受け入れられない現実が起きるときって、ありますよね。

  • とても好きだった親、兄弟の死
  • 信頼していた人からの裏切り
  • 目の前で起きてしまった痛ましい事件

などなど。

その出来事は、人によって、さまざまだと思います。

 

今日は、そんな【自分の中で受け入れられない現実】について書いてみようと思います。

 

人間は、ギャップにショックを受ける

ほとんどの人は、ギャップを感じると、ドキッとしたり、幻滅したりすることがあります。

シンプルに言うと、「思ってたのと違う」というようなニュアンスです。

それは、良い意味でも、悪い意味でも心の中にショックを受けます。

 

これが自分の中で良い意味でのショックを受けると、とても好印象を持つようになります。

ですが、自分の中で、悪い意味でショックを受けると、それが生理的に受け付けなくなったり、嫌いになったりします。

【自分の中で受け入れられない現実】は、この悪い意味でのショックの部類に入ります。

 

では「これなら受け入れられる」は、どのライン??

「こんなの受け入れられない!」と思うということは、逆を返すと、「これなら受け入れられるかな」という許容範囲が、自分自身の中にあるということです。

つまり、自分の中に許容範囲があり、それが「これなら許せる」「これは許せない」というラインがあるということに気づくことが必要です。

 

そして、そのラインこそが、自分自身が「現実は、こうあって欲しい」という自分の中に理想像があるということも認識する必要があります。

【自分の中で受け入れられない現実】で心の中に苦しさを生んでしまう原因は、「このラインは絶対である」という身動きの取れない状態が、そうなってしまう原因です。

 

ラインがあっても大丈夫。

自分の中の「これは許せる」「ここからは許せない」という強い理想像のラインがあるから、人間は悪いショックを受けます。

ですが、そのラインはどんな人の中にもがあるもので、そのラインが無いと生きていけません。

 

例えば、「自宅にどろぼうが入る(もしくは強盗に入られる)のは、自分としては許せるラインではない」という思いがあるのは、生きる上で当然のことだと思います。

このラインを許してしまうと、どろぼうに入られ放題ですし、強盗に命を奪われかねません。

だから、セキュリティシステムを入れて防犯をしたり、警察に頼ることが必要になってくるのです。

 

大切なのは現実が起きてしまった後。

ですが、セキュリティシステムを入れてしても、どろぼうに入られてしまうこともあります。

どんなに注意を払っていたとしても、戦争地域では、強盗をしないと生きていけない人達もいて、強盗に合い、かけがえのない命が奪われてしまう人もいます。

すると、その出来事が【自分の中で受け入れられない現実】になってしまいます。

 

大切なのは、その現実が起きた瞬間です。

その瞬間、いかに自分の中の「許せない」を諦めて、その起きた現実の体験を次への布石にできるか。

起きた出来事に対して瞬時に身動きが取れるような心の可動域の広さが、とても重要なんですね。

 

まずは「なぜ受け入れられないのか」を知ろうとする地点へ

「こんな事、絶対に受け入れられない…」

そう思っている時点では、自分自身の内側(無意識レベルや心の状態など)を見つめることさえできません。

無意識レベルや、心の状態を見つめることができないと、上記で書いた「許せる」「許せない」のラインを見つけることもできません。

 

それは、冷静になれていないから、視野(見るべき箇所)がせまくなってしまっているからです。

なので、冷静で無い状態から、冷静になれるように、一旦落ち着くことが大切です。

 

心が闇に傾いている段階では冷静にはなれない

私、小濱が書いているブログでは、心の状態が闇に傾く時にどうなるのか心が光の状態になるとどう楽に生きれるのか、などを書いています。

実は、【自分の中で受け入れられない現実】の当事者は、その人本人が被害者の場合もあるでしょう。

ですが、【自分の中で受け入れられない現実】の心の状態は、闇に傾いている状態なんですね。

心の可動域が狭くなっている状態なのです。

 

なので、「冷静では無い状態から、どれだけ早く冷静に戻れるか」は、「心が闇に傾いている状態から、いかに素早く光の状態に立ち直れるか」イコールになっています。

 

心が光の状態を維持できるようになるためには継続的な訓練が大切

心の状態を、一瞬で闇から光にできる魔法のような方法はありません。

生き方が、なかなか変えられないように、心をどう調整しながら生きるかは、その人のライフスタイル(習慣)のようなものです。

ライフスタイル(習慣)には、実は無意識レベルも多く含まれています。

だから、表層意識が意識的に調整をかけ、それが習慣化するまで無意識レベルに落とし込む必要があります。

 

自分の心を調整できるくらい鍛えられている人と、自分の心をまったく調整できない人とでは、【自分の中で受け入れられない現実】が起きてしまった時に、苦しむ度合いが大きく変わってくるのかもしれません。

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