潜在意識と表層意識や、子供と親の関係性に似ています。
子供の中に思い込みがあるときは、親が「そんなこと無いよ。ほら。」と実際にやってみせ、背中を見せることで、「あ、ほんとだ!」と子供の思い込みが外れることがあります。
あなたの潜在意識の中には、どのような思い込みがあるでしょうか?
まずは、そこを見つけ出すことをおすすめします。
潜在意識と表層意識
潜在意識という言葉を聞いたことがある方もおられるかもしれません。
潜在意識とは、潜在的に持っている意識。
つまり、表面では思ってもいない意識を実はみんな持っているのです。
それが、潜在意識。
無意識はさまざまなものがある
少しややこしいですが、僕が教えるスクールでは、潜在意識と無意識の定義が少し異なります。
潜在意識は、過去世のデータを含む過去の意識と定義しているため、先祖系のDNAのデータから受け継がれる意識や、細胞一つひとつが持つ意識とも別のものとしています。
無意識レベルというものの中に、
- 潜在意識
- DNAの意識
- 細胞の意識
- その他の意識
などが含まれているという定義でお話をさせて頂いています。
今の表層意識の気持ちだけでは、実現化はしづらい
無意識レベルの中にある意識たちは、過去世のデータや、先祖系のデータも含めて、表層意識が作り上げてきました。
それぞれ複数の過去世の自分の表層意識が強く数々の出来事。
それぞれのご先祖さまの表層意識が強く思った数々の出来事。
それと、今この時にある表層意識が思っていることは、違うのはわかりますよね。
今この時にある表層意識が、「もっともっとお金を稼ぎたい!」と思っていたとしても、無意識レベルの中に蓄積している「お金というものは人を不幸にしてしまう…」という恐怖心が強いと、やはり、表層意識の気持ちは実現化しづらくなっています。
逆のパターン
それとは真逆のパターンで、過去に思いを寄せた相手がいたとします。
その2人は、思い合っていますが、何かの事情があり一緒には慣れず、互いに「いつか絶対に一緒になりたい!」という強い思いを持ち、それが潜在意識に蓄積されます。
そして今世で、その二人がたまたま出会ったとします。
すると、潜在意識レベルは、強い思いが蓄積されているため、二人は互い気になり始めます。
表層意識では「まったく好みのタイプではないのに、なぜこんな気になるんだろう?」という不思議な感覚になります。
この場合のパターンは、あとは表層意識次第で、付き合えるかどうかが決まる実現化しやすいパターンとなります。
表層意識にとって都合が良いもの都合が悪いもの
潜在意識(無意識レベルも)の中にある意識は、今の表層意識にとって都合が良いものと、都合が悪いものがあります。
表層意識の心の状態によって、ものの見方や良い悪いの定義が変わってきますので、そのときの心の状態によるのかもしれません。
つまり、表層意識の心の状態によって選択するものが変わるということは、表層意識の心の状態によって未来が変わってきます。
ですが、上にも書いたとおり、例えば「心の状態を軽くして生きて行きたい」と表層意識が思っていたとしても、潜在意識の中に「この思いだけは手放したくない」という心が重くなってしまう思いが蓄積していると、やはり表層意識と潜在意識はバラバラで、どちらの感覚になりやすいか?というと、潜在意識の方の感覚になりがちなのです。
では、どうすれば無意識レベルと表層意識の思いが同じになれるのでしょうか?
過去の思いを塗り替えられるのは表層意識だけ
実は、無意識レベルの中に蓄積しているのは、ほとんどが思い込みです。
こちらの記事でも少し書いています↓
上記に書いた、潜在意識に蓄積している
「お金というものは人を不幸にしてしまう…」というのも思い込みで、
「この人と一緒にならなければいけない」というのも思い込みです。
ですので、もし表層意識が真反対の思いを持っているのであれば、その思い込みを外して上げれば良いのです。
子は親の背中を見て育つ
実は、潜在意識(無意識レベルも)と、表層意識とは、親子関係に似ています。
表層意識が親で、潜在意識が子供です。
子供は基本的にわがままです。
強い思いをわがままに伝えてきます。
その思いの中に、強い思い込みがあると、それが厄介なものになってしまいます。
例えば、子供によくありがちな思い込みで「お化けは怖いもの」というものがあります。
ですが、親が「え?お化けなんて怖くないよ?ほら」という態度で背中を見せることで、実は子供の思い込みが外れることもあるのです。
「あれ?お化けって怖くないの?」と。
つまり、過去に強い思い込みがあるとしたら、その思い込みを外すことができるのは、表層意識が過去の自分に背中を見せて行く必要があるのです。
コメント