心はバランスを取ろうとするもの

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こずえ
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ライトヒーリングセラピストのこずえです。心がバランスを取ろうとすることについて書いてみたので、よろしければ最後までお読みください。

心のバランスを取りながら生きている

心の中には、弱い部分(闇)や強い部分(光)があるのですが、人はそのバランスを取りながら生きています。

弱さしかない、強さしかない、という心はありません。必ずどちらの部分も持っています。

言葉で表すのは難しいのですが、弱さが「悪」で強さが「善」ということではなく、

例えば心の弱い部分は、感情が揺さぶられたり、ネガティブな見方に偏ったり、不安や心配をする部分で、

心の強い部分とは、フラットで動じない感情で、ポジティブな発想が湧いてきたり、希望を持ったりチャレンジしようとする部分のことです。

心はそれらのバランスを取ろうとするので、ショックなことで感情が揺さぶられ落ち込んだりしても、時間の経過や他の要因で平常心に戻るということが起こります。

その逆もあり、平常心で生活していたのに人からのちょっとした批判で気分が落ちてしまったりすることもあったりします。

心がバランスを取ろうとする作用があるということを知った上で、心穏やかに希望をもって生きていくことはできるのでしょうか?

心が弱くなっているときの状態とは

まずは心が弱くなってしまっているときの状態がどのようなものかを知っておくことが重要だと思います。

そうすることで「自分は今心が弱い状態にあるんだな」と客観的にみることが出来るからです。

では、心が弱い状態の例を挙げてみたいと思います。

  • 自分は悪くない、と今の良くない状況を誰かや何かのせいにする
  • 感情の起伏が激しい(ハイな感覚や、落ち込む感覚のどちらとも)
  • 他人と比較して自分を卑下する
  • 人からどう思われているかとても気にする
  • 自分は間違っていない、と人の意見に耳を貸さない
  • 「~しなければならない」という感覚に囚われている
  • 不安や心配をしている
  • 誰も自分のことをわかってくれないと感じる

などです。

こういった心の状態になっていると、辛かったり不自由な感覚だったりといった現実にあることが多いと思います。

弱さがあることをその都度認める

その状態になっていることを「否定的にとらえる」のではなく、ただ、「今心が弱っている状態なんだなということを知る」ことが大切です。

辛い時に何気に海を見に行ったり、星を見上げたり、音楽を聴いたり、映画を見たり、友人と話したりと何か違った行動をすることで、その辛さが和らぐことがありますが、

それは自然に心がバランスを取ろうとしているのではないかと思います。

再度言いますが、弱さは「悪」ではありません。恥ずかしいことでもありません。

弱さがあること自体が悪いことダメなこと、ということではなく、その弱さを自分でちゃんと知ること、認めることが大切なのです。

自分の心の状態が弱さに偏ってくると、自分や周りの現実が良くない方向へと動き出します。

例えば、人からどう思われているかを気にする心が大きくなってくると、

「あの人は私のことをよく思っていないんじゃないか、いや、たぶん嫌われているかもしれない」などという思い込みの気持ちが強まっていきます。

心の弱い部分が大きくなると、弱さからきている思い込みなのに、その思い込みを軸に発言をしたり行動をしたりしてしまいます。

すると周りの人はその言動に違和感を感じたり、なんでそんなことを言うんだろう?と引いてしまいます。

結果的に周りの人から心の距離を取られることになるので、「あぁ やっぱりあの人は私のことをよく思っていないんだ」となってしまい、良くない現実が起こることになるのです。

心の弱さが大きくなることは誰にでもあることなのですが、そういう状態になっている時はそれを認めるということが難しいこともあります。

ですが、どんな状態が心が弱くなっている状態なのかを知っておくと自分で気づくことが出来ます。

心に弱さがあっても気にしない強さ

そして気づいてその気になれば、その状態から抜け出すことも出来ます。

心を強くしていくことも出来ます。

心はバランスを取ろうとすると最初に言いましたが、強さが大きくなってくると弱さも大きくなろうとする作用が働きます。

つまり、心がフラットな状態を保てていたのに急に不安定になったり頑なになったりすることがあります。

でも、心が強い状態を感覚で知っている人は自分で強い状態に戻すことが出来ます。

心が強い状態とは、弱い状態の反対に近い感覚です。

例えば上の例で言うと、

  • 自分をかえりみることができる
  • 感情の起伏は穏やか、またはフラット
  • 他人と自分を比較しない
  • 人からどう思われているかはあまり気にならない
  • 自分が間違っているかもしれない、周りの人に聞いてみよう
  • 「しなければならない」ではなく「したいという感覚」を大切にする
  • もし不安や心配の気持ちが出てきても客観視できる
  • 自分のことを理解してもらえるようにするには?という視点で行動する

などです。

状況によって少し違ったニュアンスになることもありますが、自分の軸はあるけれども多角的な視点も持っている状態です。

柔軟で、自由で、謙虚で、フラットで、客観的で、軽やかで、、と言葉にするならばこういった感じです。

心の弱さがあったとしても、その状態に偏らない、その部分があっても大丈夫だと思える強さを平常に持っていられることで心穏やかに前を向いて進んでいけるのだと思います。

心がバランスを取ろうと反対方向に振れる作用を起こして一時的に心が揺れたとしても、早めに平衡感覚を取り戻せるような状態になることが出来ればそれで良いのではないかと思います。

人は自分の弱さを知ることで強くなっていけるのだと思います。

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