人の目が気になる人の心理と克服法

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こずえ
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何か今までと違ったことに挑戦してみたいと思ったときや、ふと浮かんだアイデアを行動に移そうとするときなどに他人からどう思われるかが気になってあきらめてしまうことってないですか?

 

やってみたい気持ちはあるけれど先に進めないということは、なぜ起こってくるのでしょうか?

他人の目を気にしてしまう人は

人の目が気になる人というのは、何かにつけて人からどう思われるかということを気にしています。例えば、ボルダリングに興味を持ったとします。

すごく面白そう!やってみたい!

と、そう思ったとします。ですが次の瞬間、違う思いが浮かびます。

  • でも、家族に話したら「危ない」って反対されるかなぁ
  • でも、今から始めるなんて友達になんて思われるかなぁ
  • でも、やっぱり仕事や生活の役に立つようなことをした方がいいのかなぁ

ひらめきから一転して、一瞬で迷いが生じてしまいます。

人の目が気になる人は、親族や友人、そして世間の目からの批判を恐れています。

そして自分で気にしないようにしようと思っても、どうしても気になってしまいあきらめてしまうことが多くなります。

逆に人のことも気になる

また、人の目を気にする人は逆に他人の言動について気になってしまうことがあります。

他人が自分のことを見ていると思うように、自分も他人を気にしてみてしまうのかもしれません。

「あんなことして大丈夫なの?」とか「人に笑われちゃうよ」とか、、、

自分が言われそう、思われそう、と思っていることを友達や家族に対しても言ってしまうことがあるのではないでしょうか。

これは、「人から決められた【正しいの基準】」を自分が他の人に対してあてはめて意見しているということになります。

「自分は出来ないのに、あの人がしていいなんておかしい」といった嫉妬心も隠れていることがあるかもしれません。

なぜ気になるのか、その心の状態とは?

以前は私も人にどう思われるか、特に親にどう思われるかをとても気にしていました。

「親が言うからこれはダメだ」「親が心配するからこれはやめておこう」
「親に反対されるようなことをしてはいけない」

などと思っていました。

育った環境にもよるのだとは思いますが、親からの子への心への影響はとても大きいものです。

親の意見が、ほぼそのまま自分の意見になっている状態でした。

そんな私の当時の心の状態は、

  • 親に嫌われたくない
  • 人に嫌われるのはイヤ、みんなに好かれたい

といったものでした。

そして、嫌われたくないがためにみんなに好かれる人になりたいと思っていました。いいなと思う人がいると、「こんな人になりたいな」という理想像を持ち、それに自分を近づけようとしていました。

親にも友達にも誰にも嫌われたくないという思いでいたので、人が自分のことをどう思っているか、どう見られているかを常に気にしていたのだと思います。

人の目を気にしない方法

  • 自分の心の状態を知る(なぜ気になるのか、どういうところが気になるのかを明確にする)
  • 人ではなく、自分の視点で物事をみて素直な思いを認識する
  • 自分に集中する

これが人の目を気にしない方法です。

私がどうやってあまり人の目が気にならなくなったのかというと、上に書いたような自分の心の状態に気づいたからでした。

なぜ親や周りの人の目が気になるのか、どんな思いが心の中にあるのかを明確にしてみることで、「自分のためだと思って他人の目を気にして、結局は自分がやりたいことをたくさんあきらめてきたんだな」という、ものすごく違和感のある事実に気づいたのです。

そして、世の中には人のことが気にならない人もいて、自分の責任の上で自由にやりたいことを行動している人もいる、そんな人たちと自分は何が違うんだろう?と思ったからです。

自分の心の状態に目を向けて、人の目を気にする理由を明確にしていくと、だんだん他のことにも気が付いていきました。

例えば、人に好かれたいと思うのは実は心の中で「孤独」を感じていたからとか、親に反対されるからというのは不安からくる言い訳だったのだということとか、いろいろなことに気づいていきました。

そして、「人がどう思うか」ではなく、「自分がどうしたいか」という視点で物事をみていくことで、人の意見はあまり気にならなくなりました。

実際に何かを言われたとしても、「そうだねー」と受け流して「まぁ、でもやってみるよ!」と言えるようになりました。

自分が何かやりたいなと感じたことは、どうすれば出来るかな?と模索してみると周りのガヤガヤはあまり気にならなくなります。

自分に集中すると他の人の目なんて気にしていられないんです^^

落ち着いて自分の心に向き合ってみる

人や周りの目が気になってしまい、自分のやりたいことがなかなか出来ないという人は、なぜ気になるのか、どういうところが気になるのか、をまずは落ち着いて感じてみてください。

誰かの意見ではなく、「自分がどうしたいのか」に注目してみてください。

どんな思いや言葉が浮かんできますか?

そうしてどのように実現することが出来るのかに集中すると周りの人の目はそれほど気にならなくなってきます。

自分で心に向き合うことがうまく出来ない場合は、私たちセラピストがお話を聞きながら心の中の自然な思いや言葉が出てくるように導きますので活用なさってみてください。

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