話すことは自分自身を癒すこと

ブログ

 

こずえ
こずえ

先日、海外の有名な女優さんの対談を見ていたらその中で「定期的にセラピー(カウンセリング)を受けている」という話が出てきました。

話を聞いてもらうことは自分を癒すこと

何となく動画を見ていたら、アメリカ人とオーストラリア人の女優さんが対談している動画をたまたま目にしました。

アメリカ人の女優さんが、

「子育てについての話を相談しにセラピスト(カウンセラー)に会いに行く、話をすることでとても気持ちが楽になるから」

と言っていました。

すると、相手の女優さんが

「Talking is healing for sure.(話すことは癒すことだよね)」

と言いました。

海外、中でもアメリカやイギリスなどの先進国といわれる国々ではセラピー(カウンセリング)を受けることへの敷居が日本と比べて低いようです。

日本では心を病んでいる人のための場所のように思われがちな面もありますが、それも最近は変化してきているように感じます。

体の健康と同じように、心が元気であることの大切さが次第に認知されてきているからなのかなと思います。

体を癒す感覚のように、心も癒すということは決して特別なことではないと思います。

皆さんも子供の時、外で起こった出来事を家で家族に聞いてもらいスッキリするという経験をしたことがあるのではないでしょうか。

人は話すことで自分の心を癒すということを自然とやってきているのだと思います。

セラピーを受けに行く理由

海外では心が疲れたなと感じたときに日本に比べてとても気軽にセラピーを受けにいくようです。

何かに悩んだりモヤモヤする気持ちをいち早く察知して、病んでしまう前に心を癒しに行くといった感じです。

先ほどの女優さんは、相談ごとが無くても週に1度セラピストに会って話を聞いてもらっているようでした。

相談することが無いのになぜ話を聞いてもらう必要があるんだろう?

そう思われる方もいらっしゃると思います。

その女優さんは、

「相談することが無くても定期的に通っている。ときどきとても深い気づきがあるから。」

と言っていました。

話をすることで自分の頭を整理出来たり、自分自身気づいていなかった感情に気づけたりすることがあるので、意識が高い女優さんはそのことをとても大切なことだと感じているのだと思います。

そして、セラピーを定期的に受けることはセルフケア(自己管理)だと考えられているようでした。

セラピーを受けることがメンタルについての自己管理の1つの方法として海外では定着しているのかもしれませんね。

悩みがなくてもセラピーを受けてもいい

セラピー(カウンセリング)に対しての敷居が高い日本では尚更、「悩みがある人が行くところ」というイメージがあるかもしれません。

でも私はそうではないと思っています。

それこそ、虫歯にならないように歯医者に定期的に検診にいくような感覚で、

病気がないか早期発見を目的として健康診断を受けるようなつもりで、

セラピー(カウンセリング)を受けてもいいんです。

悩みごとではなくても、自分の子育ての話や人間関係についての意見、社会で起こっていることについての感想や、その他なんでも話したいことを話に行く、そんな感じで良いと思います。

私たちセラピストは心を読み解く訓練を受けていますが、それでも自分の事は気づけていないこともあったりします。

定期的にミーティングを行いお互い話をすることで、私たちは自分で気づけていない部分に気づくことが出来ることも実感しているのです。

話をすることで「そういえば少しモヤモヤしていた」ということに気づけたり、そのことを気づけただけでスッキリしたりといったことが日常的にあります。

悩みについて話すことで癒される

悩みがある場合はそのことについてお話をすることが大切です。

初対面でこんなこと話してもいいのかしら?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、しがらみがない相手だからこそお話出来るということがあります。

話をすることは自分を癒すこと、だとすれば言えずに我慢していることや誰にも相談出来ずに悩んでいることなどは話をすることで解消されるのともあると思います。

もちろん、話すことで全てが解決するということはありません。

けれど、悩みやモヤモヤした気持ちが何故発生しているのかということに少しでも自分で気づくことが出来れば、何をするかどうすればよいかも見えてくることがあります。

自分の頭の中で考えていると、でも、「たぶん・・・、やっぱり・・・、うーん、、」という風に堂々巡りになってしまい、結果的にモヤモヤが膨らんでしまったり悲観的になってしまったりすることが起こりがちです。

会話の中で誰かが投げかけた何気ない質問に対して、答えようとして「あれ?」と自分の中に気づきが生まれることがよくあります。

そうやって自分で気づくことがとても大切だし最強なのではないかと私は思っています。

まとめ

「話すことは自分を癒すこと」という言葉を聞いてその通りだなと私は感じました。

日常の何気ない会話の中でもおそらく人は自然にそうやって自分を癒しているのだと思います。

そうは言っても知らず知らずのうちに溜め込んでしまったり抑え込んでしまう感情というものがあります。

それが自分の「しんどさ」になっていることもあるので、悩みが出できた時は人に話してみるといいのではないかと思います。

それでもモヤモヤが無くならなかったり逆に強くなったりする場合はセラピストなどの話を聞く訓練を受けている人に相談してみると良いと思います。

悩みを相談することは恥ずかしいことでも情けないことでもありません。

自分のメンタル面でも健康を維持するための1つの手段です

悩みがなくても話を聞いてもらう目的でセラピーに行って、自分の本当の気持ちに気づいたりすることもあります。

自分で何かに気づいた時の「アハ体験(腑に落ちたり、気づいたりする時の喜びのような感情)」はとても楽しいですよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました